同世代の安心感

同世代の安心感

私は30代後半ですが、同世代の人と仕事をするのが一番楽だと感じています。考え方が近いので、スムーズに進みやすいのです。ニュースやSNSでは、世代間の対立を煽るような記事や発言がありますが、世代が異なる人たちと一緒に仕事をすると、ささいなところから違和感が生じ、結果的に一緒に仕事をするのを避けたくなることが稀にあります。

僕が20代で起業した当時、一緒に仕事をする人たちは自分より年上の人ばかりでした。年上の人から上から目線で接せられることに触れてしまい、ビジネスがうまくいかなくなることもありました。

逆に今は30代後半になり、年下の人と仕事をする機会もありますが、自分が上から目線にならないよう心がけています。しかし、知らず知らずのうちにそれが透けて見えてしまうこともあるでしょう。実際に、そのためにギクシャクしてやめてしまった人もいます。

やはり自分に近い世代の人と一緒に仕事をするのが、価値観が合わせやすく、親近感も湧くので、一番平和だと思います。これはビジネスパートナーだけでなく、お客さんに対しても言えることです。自分と同じ世代の人の方が教えやすく、生徒さんとしても共感を得やすいので、うまくいくことが多いでしょう。

もしあなたが年下の人から教えを請うとなると、どんなに腰の低い人でも、心の奥底で屈辱的なものを感じるはずです。逆に、教える立場からすると、年上の人にものを教えるのは、なめられやすい面があります。

年上の指導者から年下の人が学ぶのはスムーズに行きやすいですが、年下の側が「この人は時代に合っていない老害だ」と糾弾するようなことがあるかもしれません。

教える側の力量によっては改善の余地はあるでしょうが、一般的に年齢差だけを見れば、そのような傾向になりやすいのは否めません。これは人間の本能レベルの話なので、仕方がないことです。

そのため、一緒にビジネスをしたり、商品を販売してお客さんを獲得していくことを考えた時には、まずは同じ年代の人を探していった方が、うまくいく確率が高くなるのではないでしょうか。

追伸 こんなことを言いましたが、僕の生徒さんは上は70代から下は20代までいらっしゃいますよ。