50万円近い新型iPad Pro

50万円近い新型iPad Pro

今月発売された新型のiPadProが盛り上がっています。しかしその価格設定に嘆きの声もあがっているようです。実際に最強スペックのモデルをカスタマイズすると約45万円にもなるわけです。


ちなみに僕は2010年に初代iPadが登場した時には予約して、発売日当日に入手しました。まだ起業する前で、全然お金に余裕がない大学院生だったのに、えいや!っと購入してしまいました。


当時の価格を注文メールから引っ張り出してみるとなんと税込48,800円でした(最小構成)。この値段でも当時は「何に使うんだ」「金の無駄」「物好きヲタ」と散々に言われて、一部の人からあだ名がiPadになりました。


2010?年頃は?1?ドル?90?円台という超円高でした。それから?14?年たった2024年、1ドルは150円超えの円安となって、新型iPadの最上位モデルは、カスタマイズすると?50?万円近くするというから驚きです。


この?14?年間で、タブレット端末は私たちの生活に深く浸透しました。学校の教育現場では?1人1台のタブレット端末が支給されるようになり、飲食店でもタブレットで注文するのが当たり前になりました。


今回話題になっているのはハイスペックなiPad?Proですが、実は最もベーシックな無印iPadは1万円値下げされています。その結果、最安値は58,800円となり、実は14年前とほとんど変わっていません。


この14年間の為替変動や物価上昇を考えると、無印iPadはむしろ安くなっていると言えるでしょう。ハイエンドモデルの価格ばかりが注目されていますが、多くの人が使うベーシックモデルは、驚くほど?コストパフォーマンスに優れているのです。


Apple?社の製品は、ハイエンドモデルが非常に高額なのは今に始まったことではありません。Mac?Proは100万円を超えるのが当たり前ですし、今回のiPad?Proのラインナップも、そうしたごく一部のハイエンド層をターゲットにしているのでしょう。


円安だから高くなったと嘆くのではなく、本当に必要なものを必要なスペックで選べる時代に感謝すべきかもしれません。


追伸


僕自身は今回のiPadの購入は見送りました…なんだかんだパソコンの方が使いやすいんですよね。