人間に残された仕事は●●作り

人間に残された仕事は●●作り

生成AIの進化が、私たちの仕事を奪う。ChatGPTが登場した2年前からそんな話題が巷では囁かれています。でも、実際はどうなのか?

筑波大学准教授の落合陽一氏によれば、2026年には「ほとんどの知的作業がAIに置き換わる」そうです。えっ、たった2年後?そう、たった2年後です。

実は、最も危険なのは「人対データ」の仕事です。具体的にはソフトウェアエンジニア、事務職、カスタマーサービス、さらには弁護士や会計士まで。データを扱う仕事は、AIに取って代わられる可能性が高いのです。

そうなった時に、じゃあ人間に残される仕事は何か?落合さんは以下の3つだと主張されています。

1. 体力仕事
2. 人と直接対面する仕事(医師、教師など)
3. 「とげ作り」

体力仕事は当面は人間の仕事として残ることでしょう。もちろんロボットの開発も進められていますが、人間のように汎用的な動きをスムーズにできるロボットの実現はまだまだ先のことです。

そして人と直接対面する仕事も当面は安泰でしょう。AIが診察する病院の実現もあと10年は実現しないでしょう。

では3つ目の「とげ作り」って何?と思うかもしれません。これは人間らしい面白さや興味深さを生み出す仕事です。AIには難しい、論理的な飛躍を含む創造性が求められるんです。

平たくいえば「人間くささ」みたいなところになってくるんじゃないかなと思っています。

これは昔から言われていることですが、全ての飲食店が大資本によって徹底的に合理化されたとしたら、個人経営のお店は潰れちゃいますよね?

そんな状況でも生き残る個人経営の飲食店は、場末のスナックだけだと。それだけ僕たち人間は人間臭さを求めていますし、人間は独りでは生きていけないですからね。

この「とげ作り」にこそ、僕たちが今後生き残っていくためのヒントが隠されている気がしますよね。